2019年12月23日

実施結果報告

「北海道COC+シンポジウム」を開催しました

2019年12月16日(月)に北海道経済センターにて「若者の道内定着に向けた展望」と題したシンポジウムを開催しました。

本シンポジウムは、北海道COC+が平成27年度からこれまで行ってきた取り組みの成果を振り返るとともに、今後の展望について議論し、取り組むべき方向性を見い出すことを目的に56機関、100名の方々にご参加いただきました。

第一部は北海道COC+のこれまでの取り組みについて、COC+コーディネーター、企業、学生がそれぞれの立場で講演を行い、第二部のパネルディスカッションでは、第一部の講演者の他に自治体、経済団体、大学もパネラーとして加わり、今後の北海道COC+の展望についてディスカッションを行いました。

その後行われた情報交換会では、各大学、高専、経済団体、企業から参加された方々が積極的に情報交換を行い、大変有意義な会となりました。

 

 

シンポジウムではアンケートを実施し、様々なご意見・ご感想をいただきました。
一部をご紹介します。

「企業、学生の生の声が興味深かった。 またパネルディスカッションでも本音ベースで語られていたので、COC+の今後の課題が凝縮されていたと思いました。

異業種の採用や育成方法を知ることができたのと、生徒の発表が素晴らしかったです。」

「学生のお話にもあった通り、北海道が嫌いで転出している人は少ないのかなと感じました。 他県に比べて魅力的だと思える北海道にしていくことが不可欠であると感じました。」

地域教育科目が受講学生にとってどのようにとらえられているのか具体的な話が聞けて参考になった」

と、リアルな声を聞けて、良かったというご感想が多くありました。

一方で、

地域(範囲)が広いため、仕方ないことかもしれませんが、特に産金と学官の間にまだ距離があるように感じました。 現役学生の話をもっと解析する必要があると思います。 時間はかかると思いますが、続ければ必ず結果は出ると思います。」

パネルディスカッションでのCOC+への評価などについては同意するところもあった。」

・道内企業への定着に向けて多くの関係者の皆様はご努力していますが、先生達にどこまでいきわたっているのか疑問に感じます。
 ・道内就職した学生が、COC+の活動によるものである指標として表すことは出来ないのか」

・COC+事業自体はすばらしい取組みだが、一部限定的な取組みにとなっているのが残念。
   ・北海道が一体となり、取り組むべき事案。もっと発信を
   ・道内に受入企業がない点は否めないが、企業からの発信を待つのみならずに、自ら探す努力は必要と考える。」

など、厳しいご意見を多くいただきました。
アンケートでいただいたご意見を真摯に受け止め、今後の活動へ昇華させていきたいと思います。

 


第一部 講演

「北海道COC+の総括」
 室蘭工業大学 地(知)の拠点推進室長 那須 守 氏

「これまでのCOC+の取り組みと今後の展望について」
 株式会社ASCe 代表取締役 後藤 亮太 氏

「地域教育科目を受講して」 
 室蘭工業大学工学部 建築社会基盤系学科3年 佐野 湧樹 氏

講演[那須室長]

講演[㈱ASCe 後藤氏]

講演[室蘭工業大学工学部3年 佐野氏]

 

 

 

 

 

 

 


第二部 パネルディスカッション

「COC+の評価と展望について」

【パネリスト】

・ 笹森 穣 氏(北海道 総合政策部政策局総合教育推進室 参事

・小野寺 真吾 氏 (元北海道経済連合会 産業振興グループ 総括部長
         北海道銀行 統合リスク管理部 信用リスク管理室 上席調査役)

・後藤 亮太 氏 (株式会社ASCe 代表取締役)

・川村 彰 氏 (北海道COC+コンソーシアム副会長 北見工業大学理事・副学長)

・那須 守 氏 (室蘭工業大学 地(知)の拠点推進室長)

・佐野 湧樹 氏 (室蘭工業大学工学部 建築社会基盤系学科3年)

パネルディスカッション

 

 

 

 

 

 

 


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